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勉強努力も惜しまず、実務経験もそれなりに豊富にあるにも関わらず、なかなか思うような転職ができずに悩んでいるエンジニアの方が少なくありません。原因はいくつかありますが、テクニカルスキルに申し分がないとすれば、社会人としてのヒューマンスキルを磨くことによってエンジニアとしての価値を高められる可能性があります。例えば、コミュニケーションスキルの重要性は理解している方が多いようですが、コミュニケーションの意味を誤解している方も少なくありません。
エンジニアとして日々の業務を遂行する中で、専門的な技術や知識の習得を欠かすことは出来ません。しかし技術革新のスピードが速く、あっという間に陳腐化してしまったり、誰もが使える技術になってしまうIT分野において、むしろ一つ一つの専門知識を拾い集めるよりも、エンジニアの枠に囚われないビジネス感覚を磨くことが大切です。そしてそれはエンジニアという狭い視野からではなく、広くビジネスの様々な点に好奇心を抱くことから始まります。基本的にはビジネスの現場に境界はないのであり、自由に行き来できる領域が広いほど、俯瞰的に物事を眺めて課題を解決することが出来るようになるのです。
エンジニアがプロとして仕事をする以上、納期や予算など様々な制約がある中でも、最高のものを完成させる必要があります。しかし現実には言い訳ばかりが上手くなって、自分の仕事を誇りに思うことが出来なくなることもあるでしょう。そのような時こそ目の前の仕事を疎かにすることなく、「もっと良く出来ないか」と更に一歩前進する気概が大切です。IT分野においては早くから技術や知識を公開してきたお蔭で、結果として瞬く間に高度なレベルにまで発展することも少なくありません。そのような恩恵の上に自らのキャリアを築いていることを忘れずに、自らも人や社会の役に立つことが出来れば、自信も深まり遣り甲斐も感じられることでしょう。
コミュニケーションスキルはエンジニアに必要なスキルです。しかしこのコミュニケーションスキルとは社交性のことを指すわけではありません。聴く力と話す力のことを指すのです。特に自分が話をする場合においては事前に話の準備が出来きます。たとえ話すことが苦手でも、ある程度は上手に出来るはずです。話さなければというはやる気持ちを落ち着け、要点を整理し簡潔に話すと相手に伝わりやすくなるでしょう。